イキイキママのインタビュー(3)「働く×育てる×好奇心∞(無限大)」

今回のインタビューは、

NPOひとり親ICT就業支援センターで働かれている村尾佑衣さんです。

現在に至るまでに、

ママインターンシップという働き方にチャレンジしてみたり、

自分の好きなことにチャレンジしたり、

とっても元気でやる気に満ち溢れた、イキイキした笑顔の村尾さん。

6歳と3歳の二人のお子さんを持つママで、9時から16時までの契約社員として働かれています。

村尾さんにはどんな「働く×育てる×○○」があるのか、とっても楽しみです。

 

今回ははじめに、こんな質問を投げかけてみました。

自分について紹介してみて下さい。「私というと、○○です」○○には何が入りますか?

(1)私というと、音楽が好きです 

(2)私というと、ゴスペル活動をやっています

(3)私というと、身長が148cmです

(4)私というと、マイペースです

(5)私というと、負けず嫌いです

(6)私というと、ゲームが好きです

(7)私というと、子どもと同じ目線で成長したいと思っています

(8)私というと、パソコンを触るのが好きです

(9)私というと、お金のことを考えることが好きです

(10)私というと、いろんなことに興味があります

 

とにかく、いろんな引き出しをたくさんお持ちの彼女。

実はこの後のインタビューを進めるうちに、10項目では語りきれなかった村尾さんの魅力がたくさん、垣間見えました。

 

ではでは、早速、インタビュースタートです。

 

 

これまでのキャリア、現在の働き方について教えて下さい

 

初職は自動車学校の事務員です。その後結婚で退職しました。

パートでゲームセンターの店員を経験し、出産と同時に辞め、その後はママ向けインターンシップも経験したことがあります。

現在、NPOひとり親ICT就業支援センターでパート社員として、就職に関する情報発信や企業とのやり取りの仕事をしています。

私、人と関わることが好きで、これからも人と関わる仕事がしていきたいんです。

 

就業時間は9時~16時までとちょうどいいのですが、

ごはんづくり、掃除、子どもとの時間、なかなか家のことが回らない。時間がなくて追われています。

本当は毎日10分ずつとか細切れに掃除したりすればいいのだろうとは思うんですけど、思うようにはできていません(笑)

 

子どもは上が6歳、今年の4月から一年生になります。

下は3歳。なかなか園に行きたがらなくて、毎日、別れる時に泣いちゃうんですよね…。

後ろ髪を引かれつつも仕事に向かいます。

 

 

 

■村尾さんにとって、働くことってどんなことですか?

 

ずっと働きたいと思っています。

いろんな仕事をやってみたい。

世の中に私が知らない事っていっぱいあって。

いろんな人と出会って、いろんな仕事をして、経験をして、成長していける。

働くことは一番成長できることだと思っています。

 

特に出産してからそう思うようになりました。

子どもができて、子どもを育てていくためにはいろんなことを知っている自分でいたい。

子どもに教えたい事もいっぱい。だからいっぱい学びたいと思っているんです。

「ママは自分の時間を持ちにくい」

ママになって制約ができて初めてそんな風に考えるようになりました。

それまでは自分の考えで動くよりも、誰かが良いといったことに合わせたりして

自分主体で動いていなかったような気がします。

若いうちはもっといろいろやれたのに、やってこなかった。やり切れていなかった。

だから今、いろんな「やりたい」があふれ出しているのかもしれません。

 

 

 

やりたいこと、やってみたいことって、例えばどんな?

 

ママインターンで携わった動画制作も面白かった。

自動車学校では幅広い年齢の方の接客をしたり、校内イベントの企画をしたり、ポスターをつくったりもしました。

カフェとか、飲食の仕事もやってみたい。

学生時代はギターの弾き語りをしていました。だから、音楽療法にも興味あるんです。

誰かの「やりたい」をサポートしながら、一緒にアイデアを出し合いたいですね。

実は、起業も興味あります。

やりたいことをあげたらキリがない。

雇用されていたら、基本的に仕事はあることが多いけれど、

自分で起業するとなると、自分で仕事をとりに行かなきゃならない。

起業している人って、どんなふうに仕事しているんだろ…

もし自分が起業したらどんな働き方をするんだろ…興味津々なんですよね。

やりたいことがいっぱいあって、一つに絞れないなぁ(笑)

 

 

やりたいこと、やってみたいことって、例えばどんな?

 

音楽をやっています。ゴスペル。

 

「mercy voice」という名前で、20人くらいで活動をしています。

 

 

もともと、学生時代にギターの弾き語りをして音楽活動をしていました。

出産と同時に歌う事がなくなり、何か月もいけない時もありましたが、

わたしにとって、音楽をやっている時間はとっても楽しい時間です。

 

平日と土曜日にレッスンがあっているのですが、仕事があるので、参加できているのは月に1、2回です。

参加するときは子どもと一緒に参加しています。

お呼ばれでイベントに参加したり、ライブをしたり、自分を表現できることってとっても楽しいんですよね。

 

仕事もそうですが、お互いのアイデアを出し合ったり、閃き合ったり。

誰かと、何かをつくっていく時間が、とっても好きです。

 

 

 

子どもとやっていることは、毎日ハグをすること。

毎日バタバタしていて、じっくりと時間が取れなかったりするのですが

「大切に思っているよ」という事を、伝えたいと思っています。

 

 

 

■村尾さんの一日を教えて!

 

◆インタビューを終えて…「働く×育てる×好奇心∞(無限大)」

 

村尾さんはとってもキュートなママです。

小さな体で、とっても大きな気持ちと未来への希望を持っていらっしゃいました。

 

「小さいころはやりたいことや、なりたいものが沢山あったんだけれど

ママになった今、自分が何をしたいのか考えたことがない」というママは沢山いると思います。

これまで私も、就職支援に携わる中で、そんな声をたくさん聴いてきました。

 

でも、村尾さんは逆。

やってみたいことがいっぱいあって、絞れない。

ワクワクしているまなざしでそんな風に仰っていました。

「中から湧き出る○○したい!は、人生の最高のエッセンス」

「ワクワクは、枠を超える」

何の制約も無かったら、

何やってもいいよと言われたら、

あなたは何をしたいですか?

 

「未来は無限大。

自分次第で、どんな道も選ぶことができる」

そんなメッセージを村尾さんから受け取らせていただいたような気がします。(福成)